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更新しなさ過ぎて広告が出てたので更新。
先週の土曜日にさや侍を見てきました。学生証を忘れたので一般料金を払っちゃいました。まあお布施と考えればいいか。 しんぼるでは登場人物は松本人志氏演じる男だけ(外国パート除く)でしたが、今回は内容が内容だけに、役者は結構多め。といっても、主要人物は両手で足りるくらいですが。 ここからネタバレ含みます。公式サイト見ながら読むことをお勧めします。 http://www.sayazamurai.com/ 今作で注目すべきは、何といっても主役の野見勘十郎を演じる野見隆明氏の演技。監督からは極力アドバイスを貰わず、貰ってもスタッフ越しという、「監督とあえて会わない」収録をやった今作、監督のインタビューでは「ドキュメンタリー風にもなってる」と言ってましたが、個人的にはそんな気はしなかったですね。 「三十日の業」中の話の流れは若干コントっぽかったです。ただ、「しんぼる」では松本人志らしいものが多かったですが、今作のではどちらかというと一昔前というか、宴会芸が多めというか。 でも、板尾創路氏演じる牢屋の見張り番が勘十郎の「三十日の業」に協力するようになってからは、人間大砲や火の輪くぐりなど、体を張った芸が多めとなりました。 で、ここで個人的考察。 この「三十日の業」はお笑いの経過を表しているのではないか? 最初は宴会芸とも言える、今では面白くもなんとも無いような芸ばかりやっていました。(なぜここにほっしゃん。氏のうどん鼻すすりがあるのかは疑問でしかないですがww) でも、板尾氏演じる見張り番が参加してからは、体を張った芸が増え、同時に町民や「三十日の業」の審査をする殿様にも少しずつ受け入れられていく。ここは「ごっつ」などの「お笑い第三世代」辺りかな、と。板尾氏もいますし。 で、最後。町民や殿は完全に勘十郎を認めていて、無罪放免確実という中、まさかの切腹。 「周りが笑っていても一人を笑わせることが出来なかった」故の自殺、だと考えてます。 そう考えると、ラストシーン、勘十郎の墓の前で熊田聖亜氏演じるたえと若君は笑いながら遊んでいる、 死後にようやく認めてもらえるという、ゴッホ的な主人公でした。 監督の松本氏は現時点でもう評価されてますが、なぜ、こういう男の生涯を描いた作品を作ったのか・・・。 PR |
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